[学会・セミナー報告]『関節・腱コンディショニング向け6種アミノ酸ミックス』の有効性を第7回 日本アミノ酸学会産官学連携シンポジウムで報告!

味の素株式会社 食品研究所は、第7回 日本アミノ酸学会産官学連携シンポジウム(2023年6月2日)において、当社独自組成のアミノ酸素材『関節・腱コンディショニング向け6種アミノ酸ミックス(以下、6種アミノ酸ミックス)』の有効性および作用メカニズム解明に関する研究成果を報告しました。

関節や腱は、筋力を動きに変える重要な器官として知られています。関節や腱の状態が悪化すると、違和感や痛みを覚え、思った通りの動きができないといった症状につながります。これらの症状は、運動時のパフォーマンス低下や、日々の生活の質(QOL)低下につながります。当社は、研究を通じて、膝関節およびアキレス腱の状態を改善する独自素材『6種アミノ酸ミックス』を開発しました。今回は、『6種アミノ酸ミックス』による 1.人の膝関節に対する有効性評価 2.作用メカニズム検討、における研究成果を日本アミノ酸学会産官学連携シンポジウムにて報告しました。

1.人の膝関節に対する有効性評価

膝関節に違和感を覚える成人男女50人を対象に、4 gの試験食品を1日3回、12週間摂取してもらい、膝のこわばり、違和感といった主観評価に加え、膝の状態を測定する指標(JKOMやJOA)を計測しました。『6種アミノ酸ミックス』を摂取して、4週後及び12週後で、膝のこわばり、違和感を有意に改善しました。さらに、JKOMおよびJOAも有意に改善したことから、膝の状態に対しても有効であることがわかりました。

2.作用メカニズム検討

軟骨は関節の約六割を占める組織(引用後ほど追加します)であり、関節の機能維持に重要です。運動による過度な衝撃や使い過ぎは軟骨や腱の炎症を誘発し、機能低下につながります。そこで、炎症刺激を行った軟骨細胞への『6種アミノ酸ミックス』の影響を評価しました。その結果、軟骨細胞では、『6種アミノ酸ミックス』が炎症指標の増加を有意に抑制し、炎症によって起こるコラーゲン量の低下を有意に抑制しました。

各群 N=4 、 平均値±SD、異なるアルファベットは有意に異なる( p<0.05)、Tukey 法 vs 各条件
各群 N=4 、 平均値±SD、異なるアルファベットは有意に異なる( p<0.05)、Tukey 法 vs 各条件

一連の研究で、『6種アミノ酸ミックス』は、人の膝関節の痛みやこわばり、違和感を軽減させ、その有効性は少なくとも4週間で認められることがわかりました。軟骨細胞を用いた研究から、『6種アミノ酸ミックス』は炎症で惹起されたコラーゲン量の減少や炎症反応を抑制し、膝関節の状態を改善させる可能性が示唆されました。

味の素株式会社では、運動に重要とされる臓器(筋肉、関節や腱等)や、栄養や休息に関する先進的な研究を進め、スポーツ選手にとって有益な情報や、新素材の開発・提供を行っております。このような活動を通じて、運動愛好家の皆様がより長くスポーツを楽しめるように貢献します。

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