[学会・セミナー報告]持久運動選手は、運動をしない日の方が運動した日よりもたんぱく質要求量が高い可能性がある!?国際シンポジウムにて報告

味の素株式会社は、トロント大学との共同研究にて実施した「持久運動選手におけるたんぱく質摂取推奨量に対する運動の有無による影響に関する研究」をオランダ・ユトレヒトで開催されたInternational symposium dietary protein for human healthにて発表しました。

これまでに、味の素株式会社とトロント大学は、共同研究を通じて、持久運動選手におけるたんぱく質摂取推奨量に関する研究 1),2),3),4) を実施し、持久運動選手における一日のたんぱく質摂取推奨量がこれまでの推奨値よりも高い1.83g/㎏必要であることを報告してきました1) 。

これまでの研究では、持久運動選手が運動(20km走)を実施した日にはたんぱく質摂取推奨量が多いことを示していました。しかし、持久運動選手の運動しない日のたんぱく質摂取推奨量が多いかどうかは不明でした。そこで、本研究では、これまで用いてきた指標アミノ酸酸化法を改良し、当日の運動の有無が、持久運動選手のたんぱく質摂取推奨量にどのような影響を及ぼすかを検討しました。結果、持久運動選手が、前日までは通常のトレーニングを実施し、実験当日に運動がない場合、実験当日に運動した場合に比べ、多くのたんぱく質を必要とする可能性が示唆されました。この結果から、運動した日にたんぱく質・アミノ酸が必要になるのはもちろんのこと、日々のトレーニングを実施している人は、運動をしていない日にもたんぱく質・アミノ酸に留意した食事を意識することが重要であることが考えられます。 味の素株式会社では、今後も、スポーツ選手のより良い競技生活を支えるために、先進的な研究を推進していきます。このような研究を通じ、運動選手、運動愛好家のよりよい栄養提案に繋げる情報を発信し、スポーツ科学の発展に貢献していきます。

味の素株式会社では、今後も、スポーツ選手のより良い競技生活を支えるために、先進的な研究を推進していきます。このような研究を通じ、運動選手、運動愛好家のよりよい栄養提案に繋げる情報を発信し、スポーツ科学の発展に貢献していきます。

1. Kato H, Suzuki K, Bannai M, Moore DR (2016) Protein Requirements Are Elevated in Endurance Athletes after Exercise as Determined by the Indicator Amino Acid Oxidation Method PLoS One 11:e0157406 doi:10.1371/journal.pone.0157406

2. Kato H, Suzukik, Bannai M and Moore DR (2018). “Branched-Chain Amino Acids Are the Primary Limiting Amino Acids in the Diets of Endurance-Trained Men after a Bout of Prolonged Exercise.” J Nutr 148(6): 925-931. 10.1093/jn/nxy048

3. Kato H, Volterman KA, West DWD, Suzuki K and Moore DR (2018). “Nutritionally non- essential amino acids are dispensable for whole-body protein synthesis after exercise in endurance athletes with an adequate essential amino acid intake.” Amino Acids 2018;50(12):1679-84. doi:10.1007/s00726-018-2639-y.

4. Williamson E, Kato H (co-first author), Volterman KA, Suzuki K, Moore DR. The Effect of Dietary Protein on Protein Metabolism and Performance in Endurance-trained Males. Med Sci Sports Exerc 2019;51(2):352-60. doi:10.1249/MSS.0000000000001791.

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