-
[学会・セミナー報告]第68回アメリカスポーツ医学会において、『6種アミノ酸ミックス』がアキレス腱の状態を改善することを発表
早稲田大学スポーツ科学学術院 川上泰雄教授は、第68回アメリカスポーツ医学会(2021年6月1日~5日)において、味の素(株)の独自配合である『関節・腱コンディショニング向け6種アミノ酸ミックス』がアキレス腱の構造の均一性や硬さ(スティッフネス)を改善...
-
腱の仕組みについて|筋肉・関節との関係とケガ予防の重要性
筋肉と骨をつなぐ「腱」、骨と骨をつなぐ「関節」が果たす役割や運動時にかかる負荷を解説。腱や関節を守り、理想の動きを維持するために必要なケアのポイントも紹介。
-
関節と腱の栄養補給を支える『関節・腱コンディショニング向け6種アミノ酸ミックス』
関節や腱の構造と働きを解説し、栄養が届きにくい理由やコンディション維持の重要性を紹介。6種のアミノ酸ミックスが関節や腱の回復と柔軟性をサポートし、理想の動きを支える仕組みを解説します。
[学会・セミナー報告] 『6種アミノ酸ミックス』の関節および腱の状態を改善するメカニズムの一端を解明 (第76回日本栄養・食糧学会)
関節や腱は、身体の動きを支える機能がある重要な器官であり、これらの機能が低下すると、思った通りの動きが出来なくなることや、痛みが生じることが知られています。当社はこれまでに人を対象とした研究で、『6種アミノ酸ミックス』が関節の違和感や痛みを和らげ、腱の状態を改善することを報告しています。この関節や腱の状態について、関節には軟骨細胞が、腱には腱細胞がそれぞれ関与しています。そのため、『6種アミノ酸ミックス』が関節や腱の状態を改善したメカニズムを検討することを目的として、軟骨細胞及び腱細胞に与える影響について評価しました。
関節および腱の機能低下の原因の一つとして、炎症が関係することが知られています。そのため、炎症刺激を行った軟骨細胞および腱細胞への『6種アミノ酸ミックス』の影響を評価しました。評価指標として、細胞中の炎症マーカー、関節や腱の主要な構成成分であるコラーゲン量およびコラーゲン分解に関わる酵素の遺伝子発現量を評価しました。
その結果、軟骨細胞では、『6種アミノ酸ミックス』が炎症マーカーの増加を有意に抑制しました。また、炎症によって起こるコラーゲン量の低下および炎症によって増加するコラーゲン分解に関わる酵素の遺伝子発現も、有意に抑制しました。さらに、腱細胞においても、『6種アミノ酸ミックス』がコラーゲン代謝を有意に改善しました。
図1

図2

図3

以上のことから、『6種アミノ酸ミックス』は、軟骨細胞および腱細胞に対して直接的に作用し、炎症抑制作用および炎症を起因とするコラーゲン代謝を正常化することにより、関節や腱の状態を改善する可能性が示唆されました。




