-
糖質を上手に摂ると、理想とする パフォーマンスをより長く続けることができる!その方法とは?
運動するときに、自分の理想とするパフォーマンスを保つためには、エネルギー源としての糖質の補給がとても大切です。運動する前・運動中、そして運動後に、適切な方法で糖質を摂ると、パフォーマンスの維持や発揮に役立ちます。今回は、糖質がスポー…
-
脂質をエネルギー源として利用し、疲労を軽減!持久系のパフォーマンスを支える『シスチン』
カラダを動かすエネルギー。毎日の生活や、運動にも必要なエネルギーは、食事から摂る糖質、脂質やたんぱく質から作られます。これらの栄養素からエネルギーを作り出すために大切な役割を果たすのが細胞の中にあるミトコンドリア。このミトコンドリ…
-
運動すると疲れるのは、カラダ全体にダメージが起こり、お腹にもダメージを受けるから?理想的なパフォーマンスを発揮のために知っておくべきこと!
もっとうまくなりたい、もっと強くなりたいと思って、長く練習したり、よりきついトレーニングをしたり、頑張り過ぎる人が多いようです。しかし、単に練習を長くしたり、強くしたからといって、必ずしも満足いくパフォーマンスを発揮できるようになるわけで…
-
糖質のエネルギー利用をサポートし、持久力を維持!『アラニン・プロリン配合糖質ミックス』
カラダを動かすためのエネルギー源となる糖質。しかし、カラダの中には限られた量しか蓄えられないため、補給して、足りなくならないようにすることが大切です。アミノ酸を配合した『アラニン・プロリン配合糖質ミックス』は食事などから摂った糖質を…
筋肉の疲労回復、コンディショニングをサポート!『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』
1.パフォーマンスにもリカバリーにも大切な“筋肉のコンディショニング”
スポーツへの関心が高まり、毎日のトレーニングや試合・レースなどの本番に向けた「コンディショニング(よい状態に保つこと)」は、アスリートでもスポーツ愛好家でも今や常識となっています。同様に、筋肉の調子を整える「筋肉のコンディショニング」も、実はベストパフォーマンスを発揮するため、そしてリカバリーにも、とても大切なのです。
2.知っておきたい筋肉のこと。運動中は筋肉が壊れていく!
私たちのカラダは、60%が水分。残りの40%の半分にあたる20%はタンパク質でできています。スポーツする人にとって大切な筋肉も、主にタンパク質でできています。この筋肉のタンパク質は、「筋タンパク質」と呼ばれています。
筋肉のなかで、筋タンパク質は、いつも新しく作られ、同時に、古いものが壊されています。作られる量と壊される量のバランスが保たれる場合、筋肉のコンディションをキープすることができます。ところが運動中は、この筋タンパク質の作られる量が減り、逆に、壊される量がより多くなってしまうため、結果として、筋タンパク質は減ってしまうのです。
また、激しくハードな運動をすると、筋肉はダメージ(損傷)を受けてしまいます。このようなことから、筋肉のコンディションは下がってしまい、結果として、パフォーマンスが下がっていってしまうのです(図1)。
図1
つまり、運動中は、筋タンパク質が作られる量を増やすことで筋肉のコンディションを保つこと、運動後は、ダメージからより早く回復させ、良い状態に戻すことが大切です。
3.筋肉コンディショニングをキープするのに大事な必須アミノ酸。特に「ロイシン」に注目!
カラダを作っているタンパク質。そのタンパク質を作り上げているのは、20種類のアミノ酸です。これらのアミノ酸は、カラダの中で作ることができないため、食事などからとる必要のある9種類の必須アミノ酸と、カラダの中で作ることのできる11種類の非必須アミノ酸に分けられます。
これらの中で、筋タンパク質を作るのに必要となるのは、「9種類の必須アミノ酸」です。特に「ロイシン」には、筋タンパク質を作るためのスイッチを入れる役割があるため、注目すべきアミノ酸です。
図2
このようなアミノ酸の役割や働きから、味の素KKでは、ロイシンを多く含む9種類の必須アミノ酸ミックス『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を見出しました(図2)。この配合は、筋タンパク質を、早く、多く作る組み合わせであるため、筋肉のコンディショニングに役立つのです。
4.運動前に『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を摂ると、筋タンパク質を作る量が増える
パフォーマンスを保つためには、運動前から筋肉のコンディショニングを行っておくことがとても大切です。
図3
必須アミノ酸に含まれるロイシンの量の違いにより、筋タンパク質が作られる速さが変わるというデータがあります。図3のように、ロイシンを多く含む必須アミノ酸では、通常の必須アミノ酸と比べて、筋タンパク質を作るスピードが上がることがわかっています。
そこで、『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を運動前から摂取すると、筋タンパク質を作る働きがどのように変化するかについて調べました。
図4
その結果、図4のように数値が高くなり、運動の前から『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を摂ることにより、筋タンパク質を作る働きが強くなることが分りました。
このことから、筋肉のコンディショニングに役立つことが考えられます。
5.『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』は、運動後の筋肉のダメージを軽くし、筋力の低下を抑え、回復を早める
運動前の準備と同じぐらい大切なのが、運動後の筋肉のダメージを抑えること、そして、できるだけ早くリカバリー(回復)すること。翌日に向けて疲れをできるだけ軽くすることがとても大切です。
『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を摂ると、運動後のダメージをどのくらい抑える効果があるかについて調べました。図5は運動により筋肉がどれくらい壊れたかを調べた血液検査の結果です。この値が高くなると、筋肉がより大きなダメージを受けていることを示しています。ロイシン高配合必須アミノ酸ミックスを摂ると、検査結果の値が小さくなり、筋肉のダメージが抑えられていることがわかりました。
図5
さらに、運動することで筋肉が壊れ、一時的に筋力が落ちてしまいますが、どのくらいで回復するかについても調べました。図6は運動による筋力の低下を示していますが、『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を摂ると、運動した後の数日間にわたる筋力の低下を抑え、かつ、回復も早くなることがわかりました。
図6
つまり、『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』を摂ると、運動で受けてしまった筋肉のダメージを抑え、さらに、ダメージからの回復を早める効果があるのです。
6.運動前、運動後にアミノ酸。これはもう、スポーツする人の常識!
様々な研究結果から、ロイシンを多く含む必須アミノ酸9種類の組み合わせ、『ロイシン高配合必須アミノ酸ミックス』は、運動の際に筋タンパク質をより作り出し、スポーツする時の筋肉のコンディションをキープするのに良い効果があることがわかりました。
ロイシンなどの必須アミノ酸は、まぐろ、かつお、牛肉、鶏肉、卵、大豆、高野豆腐、チーズなど、たんぱく質が多い食材(たんぱく質食材といいます)により多く含まれています。ただし、食事からたんぱく質の状態で摂ると、カラダに入ってから体内に吸収されるまでには3~4時間かかります。運動前や運動後、さらに運動中には、30分程度で素早く吸収されるアミノ酸が役立ちます。
十分なパフォーマンスを発揮したいスポーツシーンにおいて、大切な筋肉のコンディショニング。日頃の生活習慣をしっかり考えて、普段の練習でも試合・レースの本番でも、アミノ酸の活用が役立ちます。