バレーボールに必要な能力と、それを支えるアミノ酸
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バレーボールに必要な能力と、それを支えるアミノ酸

ジャンプやスパイクなど、肩や膝など全身の筋肉を使ってコート上を駆けるバレーボール。連日の激しいトレーニングで疲れた筋肉の回復や、負担のかかる関節や腱の適切なケア、緩急ある動きを長く続けるためのエネルギー補給など、意識したいことはたくさんあります。
ここではバレーボールで必要とされる能力や栄養素を解説し、それをサポートするアミノ酸の機能を紹介します。
安定したスパイクやブロックのために筋肉をコンディショニング!
力強いスパイクやブロック、ジャンプ、レシーブなど、さまざまなスキルが求められるバレーボールは、全身の筋力トレーニングが欠かせません。しかし、激しいトレーニングをすると筋肉がダメージを受けてしまい、元通りになるまでに数日~2週間近くかかることがあります。そのため休養とともに栄養(たんぱく質、アミノ酸)を摂り、壊れた筋肉を回復させることが重要になってきます。
特に“ロイシン”を多く含む必須アミノ酸は筋肉の回復に効果があることがわかっています。
強力なスパイクを打つ為の栄養戦略
強力なスパイクを打つためには肩や体幹、脚などの筋トレが必要です。そして筋トレの後にはしっかりとたんぱく質(プロテイン)を摂ることが大切になってきます。実はより効率的に筋肉をつけるためにはたんぱく質よりもアミノ酸の摂取が有効です。
効率的なカラダ作りのためには筋肉合成のシグナルとなるアミノ酸“ロイシン”と筋肉の材料となる“必須アミノ酸”をたんぱく質と一緒に摂取することが重要です。
肩や膝の違和感には早めのケアが必要
スパイクやジャンプした際には、肩関節や膝蓋腱、アキレス腱などに大きな負担がかかります。そのように、関節や腱にダメージを受けて故障してしまうと、長期離脱に繋がります。だからこそ関節や腱のケアが必要になります。
特定の6種のアミノ酸には、膝関節の痛みやこわばり、違和感を改善することで、関節や腱をサポートします。
フルセットを全力でプレーするための“ブースト”
バレーボールではスパイクやブロックの度に強いジャンプ力が必要になります。最高到達点に達するジャンプを繰り返すには”間欠的持久力”という特別な持久力が必要です。間欠的持久力を高めるためには、生じた老廃物をいかに早く代謝するかがポイントになります。
“アスパラギン酸”はこの老廃物の代謝を早め、間欠的持久力を高めることができます。
まとめ
バレーボール選手に求められる能力 | アミノ酸の機能 |
---|---|
安定したプレーのために体幹や下半身、さまざまな筋力トレーニングを行い、こまめなケアをすることが重要。 | “ロイシン”を多く含む必須アミノ酸が翌日の筋肉の回復を早める。 |
スパイクやジャンプ、コート上でのパフォーマンスを最大限に引き出すために欠かせない筋力トレーニング。その後には、十分な栄養と休養をとることも必要。 | “ロイシン”、“必須アミノ酸”、タンパク質により効率的な筋肉合成が可能になる。 |
肩や膝などは、試合やトレーニングで大きなダメージを受けるため、回復させるのが重要。血流が少なく、栄養が届きにくい関節や腱は、良好な状態を保つことが大切。 | 特定の6種のアミノ酸は膝の痛みやこわばり、違和感に効果がある。 |
間欠的持久力を高めるためには、爆発的なエネルギーを生み出す能力を高めることと、代謝老廃物の除去能力が必要となる。 | “アスパラギン酸”は間欠的持久力を高めることができる。 |
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