バスケットボール
SPORTS
バスケットボールに必要な能力とアミノ酸の機能
急な切り返しとダッシュを繰り返す体力、当たり負けのしないカラダ全体の筋力が必要なバスケットボール。ジャンプを繰り返すことから膝関節のケアも重要になってきます。トーナメントを勝ち上がるためにはコンディショニングも必要。
ここではバスケ選手に求められる能力を解説し、それをサポートするアミノ酸の機能を紹介します。
走り負けしないためには間欠的持久力が必要
オフェンス・ディフェンスの切り替わりでの瞬間的な全力ダッシュには”間欠的持久力”という持久力が必要になります。これはマラソンのような一定のペースで走り続ける持久力とは違います。間欠的持久力は全力ダッシュで生じたカラダの中の老廃物をいかに早く代謝するかがポイント。
“アスパラギン酸”はこの老廃物の代謝を早め、間欠的持久力を高めることができます。
当たり負けしないカラダづくりのための栄養戦略
バスケの試合中には、フィジカルコンタクトがつきもの。当たり負けするとポジションが取られ不利に。当たり負けしないカラダづくりのためには日々の筋トレと、タンパク質(プロテイン)を中心とする栄養摂取が不可欠。飲むタイミングや量だけでなく、中身の工夫も必要です。
筋肉合成のシグナルとなる“ロイシン”、筋肉の材料となる“必須アミノ酸”をタンパク質と一緒に摂取することが、効率的なカラダづくりには重要です。
関節を痛める前に、早めのケアを
ジャンプの着地時には体重の10~12倍程度の衝撃が膝にかかります。故障によって長期間チームから離脱しないように、日頃からしっかりとケアが必要。
特定の6種のアミノ酸には、膝関節の痛みやこわばり、違和感を改善することで、関節をサポートします。
連戦続きでは筋肉を回復するための栄養摂取がカギ
連戦を乗り切るために、エネルギー補充の為の糖質摂取を意識していても、筋肉の回復は意識が不足しがち。高強度の運動によって筋肉のタンパク質は分解されるので、ケアが必要なのです。
特に“ロイシン”を多く含む必須アミノ酸ミックスは筋肉の回復に効果があるのです。
元NBAチームトレーナーと公認スポーツ栄養士が対談
NBAチームのトレーナーとして活躍後、東京医科歯科大学にてトレーニング法の開発・研究・アスリート指導を行うアスレティック・トレーナーの山口大輔さん(DICE)と、インカレを6連覇した東京医療保健大学女子バスケットボール部の指導経験をもつ公認スポーツ栄養士の猿田綸咲さんとのインタビュー。
まとめ
バスケットボール選手に求められる能力 | アミノ酸の機能 |
---|---|
ダッシュを繰り返すためには間欠的持久力が必要。 | “アスパラギン酸”は間欠的持久力を高めることができる。 |
当たり負けのしない筋力をつけるためには筋トレのほかに、休養と栄養(タンパク質、アミノ酸)の摂取が重要。 | “ロイシン”、“必須アミノ酸”、タンパク質により効率的な筋肉合成が可能になる。 |
ジャンプでは体重の10~12倍程度の衝撃が膝にかかる。故障してしまうと長期離脱に繋がる。 | 特定の6種のアミノ酸は膝の痛みやこわばり、違和感に効果がある。 |
ハードな運動が連日に及ぶ場合は筋肉が減ってしまうこともある。 | “ロイシン”を多く含む必須アミノ酸が翌日の筋肉の回復を早める。 |
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